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研究室・教職員の紹介

遺伝子有機化学研究室

【遺伝子有機化学研究室】 小野 晶教授
研究のキーワード: 有機化学   生物有機化学   核酸化学 

生体物質を利用する機能性分子・生理活性分子の開発

教員からのメッセージ

大学で学ぶ化学は、中学・高校で学んだ化学からは想像も出来ないほど、面白くエキサイティングであることは間違いありません。さらに、4年生になったら、世界でだれもやったことのない新しい研究にチャレンジします。大学院に進んで、さらに外国に留学する人も少なくありません。困難を乗り越えて成果を得たときの喜びは格別です。

学生からのメッセージ

1年から3年までの講義で学んだことを、4年生の研究で実際に活用しているうちに、社会人になってもやっていける、との自信が湧いてきました。研究も楽しいけど、野球大会やその後の宴会はもっと楽しい。英語の論文を読むのは大変ですが、社会人になった時に役立つと思います。研究の楽しさが分かってきました。大学院に進んで、更に深めたい。

研究例

DNA構造を改変して水銀イオンセンサーを開発する


生体物質であるDNAは、生物学では遺伝現象の担い手ですが、化学の観点から見ると、興味深い形を持っており、生命科学に限らず、様々な分野に利用できます。生物に学びながら、生物を越えた機能を持った分子を作ることは、21世紀の化学の課題です。私たちの研究室では、化学の技術を用いてDNAの構造を改良することにより、水銀イオンを検出するセンサーを開発しました。上の図は、センサーの水銀イオン検出機構を模式的に示したものです。
  

DNAを利用して分子温度計を開発する


天然DNAは螺旋状の二本鎖構造をとっています。この性質を利用して、一本鎖でも螺旋構造を形成する分子を作りました。 この分子は、螺旋構造のとき明るく光り、温度が上がって螺旋構造が崩れると光が暗くなるという性質を持っていました。 温度によって明るさが変わる、逆にいうと、明るさから温度が分かる微細な温度計が出来ました。
 

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