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物質生命化学科について

 研究活動

本学科では卒業研究および大学院における研究が活発に行われており、これらの成果は主として学会や学術論文誌に発表されます。また、文部科学省より選定されたプロジェクトも複数回にわたって実施されていることも研究活動の盛んさを裏付けるものです。 

研究の基礎を学ぶ学生実験は、一年次の後期2セメスターから始まります。学生実験では「基礎」をとても大切にしていて、じっくりしっかり、学べる環境が特徴です。教授陣も、懇切丁寧に指導、相談にのってくれます。

 

学生実験では、ひとり一人あるいはグループでひとつの実験を行いなます。
ひとつひとつのプロセスを確認し、先生方との質疑応答をすることで、確実に、自らの知識やテクニックなどの「チカラ」を養って行けるようになっています。

 

研究室への配属は、3年次の後期6セメスターに決まります。
それまでに培った知識や技術力を活かし、教授の指導により一人で研究を進め、新しい成果は学会などで発表を行います。
また、単に「研究する」だけではなく、産官学連携事業等により社会との繋がりを持つ機会も数多くあります。

大学でも設置が少ない、高度で大掛かりな実験機器が整備されているのも特徴です。
特にTEM(透過型電子顕微鏡装置)やMALDTI-TOF-MS(マトリックス支援レーザー脱離イオン化飛行時間型質量分析装置)、NMR(超伝導核磁気共鳴装置)などは、大学規模の研究施設でも導入が困難な最先端の大型設備です。
4年次生以降では、これら大型装置を自ら操作して研究を行います。

研究施設・設備

3年次の後期から研究室に所属し教員の指導のもと、より専門的な知識を身につけ、また先輩である4年生や大学院生にも多くのことを教わり始めます。この準備期間を終えた後、4年生になって本格的に卒業研究を行います。
 
 

研究室

研究室は全部で13室あります。どの研究室も、安全で最適な実験環境が整備されています。


豊富な設備を備える研究室

生理活性化合物のカラムクロマト分離

グローブボックス内での電池材料の製造

ドラフト設備の完備した安全な研究室

最新鋭分析機器

NMR(超伝導核磁気共鳴装置)をはじめ、多くの最新鋭分析機器が設置されており、卒業研究等でこれらを使う場合もあります。
以下に掲載される装置の中には、工学研究所で所有するものも含まれています。


【超伝導核磁気共鳴装置】
核磁気共鳴(NMR)測定装置は核スピンが磁場中で示す共鳴現象を利用して化合物の構造を明らかにするために使われます。

X線吸収分光装置】
元素に特有のX線吸収端近傍のスペクトルを解析することによって、元素の化学状態や局所構造が得られます。
 

【透過型電子顕微鏡、走査型電子顕微鏡、X線光電子分光装置】

【単結晶X線構造解析装置】
 

【走査型電子顕微鏡】
走査型電子顕微鏡とは試料の形状や表面の凹凸を観察する装置で、15~200000倍までの拡大像が得られます。

【元素分析装置】
元素分析装置は物質中の炭素、水素、窒素、硫黄、酸素の含有量を正確に測定できる重要な構造解析装置の一つです。
 

【旋光計】
光学活性化合物が、直線偏光を回転させる角度を測定する装置で、生理活性物質や高次らせん構造の同定に使われます。

【質量分析計】
試料物質を高真空中でイオン化させることで、化合物を分子量ごとに正確に分離し、検出します。